ミニマリスト男が結婚してよかったと感じていること | 40代・子なし・夫婦二人暮らし

こんにちは、ジョイ右京です。

この頃、ネットやSNSではミニマリストの結婚についてネガティブな発言がとても多いことに気が付きました。

ミニマリストには誰かと暮らすのはムリ

お金がないから結婚できない。ミニマリストになるしかない

など、前向きな内容はほとんど見られませんでした。

ジョイ右京

「ミニマリストに結婚はムリ」はちょっと極端かも

私は40代の既婚のミニマリスト(夫)です。妻はミニマリストではありません。

夫婦共働き・子なしの二人暮らし、妻との同居生活はまもなく3年になります。

そんなミニマリストの一人である私は、結婚をしていてもミニマリストを続けられると感じています。

今回の記事では、ミニマリストの私が結婚して良かったと感じていること、結婚してもミニマルな暮らしを維持するポイント等について記事にまとめてみました。

もちろんミニマリストの結婚を推奨するわけでもなく、結婚しない生き方を否定するものでもありません。

あくまで一事例として、ミニマリストの結婚のポジティブな部分を少し感じてもらえると幸いです。

ジョイ右京について
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目次

ミニマリストの私が結婚しようと思った理由

私が結婚したのは40歳になる直前のことです。

18歳の大学進学から、その後20年以上にわたって一人暮らしを続けてきた私は、誰かと暮らすことはもはや不可能じゃないかと思っていました。

人生の半分を一人で生活をしていて、その生活が崩れるのは恐怖ですらありました。

一人暮らしをしていた当時の部屋
一人暮らしをしていた当時の部屋

そんな私の背中を押したのは、2020年に発生した新型コロナウイルスの感染拡大です。

いわゆるコロナ禍の当初は「未知のウイルス」状態。

感染したら人生が終わるのではないか、そんな可能性をリアルに感じる状況でした。

そうした状況で、彼女と一緒に人生を過ごそうと素直に思えたことは自然ななりゆきでした。

ジョイ右京

コロナがなかったらまた状況は違っていたかも

実際に結婚してどう感じた?

そんな私が実際に結婚してみて感じたのは「誰かと暮らすことは思っていたより平気」ということでした。

基本的に一緒に過ごしていますが、意外とその生活を楽しんでいます。

結婚したら自分の人生は終わりかもしれないとビビりまくっていたので、正直拍子抜けしたのを覚えています。

タレント・俳優の大泉洋さんもテレビ番組で「結婚したら楽しくなるとか、そういうことは何も期待していなかった」と仰っていました(台詞はたぶん正確ではないです)。

同じように私も結婚に何も期待せず不安しか抱えていなかったので、かえってそれが良かったのかもしれません。

むしろ良かったと思えるポイントも沢山ありましたので、次項から紹介します。

ミニマリストの私が結婚して良かったと思うポイント

私が結婚して良かったと思うのは次の5つです。

  1. これまでとまったく違う新しい生活
  2. 安心感を感じられる
  3. 一人暮らしより家計がラクになる(共働きの場合)
  4. 家事の効率があきらかによくなる
  5. 公的制度の充実(配偶者控除・扶養・遺族年金 など)

順番に説明していきます。

これまでとまったく違う新しい生活

一人暮らしから誰かと一緒に暮らす、これは今までとまったく違う生活となります。

先述のとおり誰かと暮らすことは不可能と思っていた私ですが、結果、大丈夫でした。

たぶん結婚前にビビり過ぎていた分、実際に体験すると意外と問題なかった感じです。

リビング
リビング

ただ、これは私の性分も関係していると考えています。

環境の変化を嫌う人もいる一方で、私は環境を固定したくないタイプでしたので、意外と新しい生活を楽しんでいるというのが実際です。

もちろん、二人暮らしはお互いの尊重と妥協で成り立つもの。不満がゼロという事はありません。

しんどい面も多々ありますが、気を許せる人との生活は楽しいものです。

一人の気楽さはなくなりますが、その代わりに一人では味わえない楽しさもあります。

安心感を感じられる

共に生活をしているパートナーがいることは安心感を感じられます。

40代にもなると、否が応でも残りの人生や健康について不安をリアルに感じてくるようになります。

いつ突発的な事態になるかもしれないというのも冗談じゃなくなってきます。

そんなときに一緒に居てくれる人がいるというのは本当に心強いです。

かといって依存するようになってはパートナーに負担をかけてしまうので注意が必要です。

ジョイ右京

あくまで自分の身体は自分でケアするが基本

一人暮らしより家計がラクになる(共働きの場合)

共働きの場合に限定されますが、一人のときより家計がラクになります。

生活費が倍にはならないからです。

広い部屋に引っ越したとしても住居費が2倍以上にならなかったし、食費も光熱費も2倍以上になることはこれまで一度もなし。

その他諸々の生活費も一人暮らしでいるときより間違いなくコスパがいいです。

家事の効率があきらかによくなる

一人暮らししていたときと比べて家事の効率が圧倒的によくなります。

というのも、生活する人数が増えても家事の量は実はあまり変わらないからです。

負担は増えてもせいぜい1.2倍程度で倍になるようなことはありません。

一人分の家事が2倍(二人分)の効果になる。これは同居しないと分からない事実でした。

ジョイ右京

もちろん家事は一方に負担が偏らないように分担

公的制度の充実(配偶者控除・扶養・遺族年金 など)

これも結婚してから気付いたことですが、結婚することで適用される公的制度が多いです。

配偶者控除・扶養・遺族年金 など、いずれもお金の負担が軽減される制度です。

もしも私に何かあっても、こういう制度がパートナーを助けてくれると分かっていると安心できます。

また、条件はありますが結婚するだけで助成金をもらえたりもします。

結婚してもミニマルな暮らしは維持できる?

ミニマリストの結婚で重要なポイントが、結婚してもミニマルな暮らしは維持できるのか?という点です。

これについての私の考えは次のとおりです。

ミニマリストの「主義」による

ズルいかもしれませんが、ミニマリストの主義によると思います。

ひとくちにミニマリストといっても主義は様々。

「物を少なめにする」というゆるめの方針にしている人もいれば、「限界まで最小限にする」というこだわりがある人もいます。

物がほとんどない部屋
限界まで最小限を目指すミニマリストはこだわりが強い

後者のようなストイックなミニマリストは、結婚生活には向かないでしょう。

誰かと暮らすという事は、相手の「物の価値観」も尊重していく必要があるからです。

私の場合は、ストレスを感じない程度の最小限を目指しているので、そこまでストイックではない(はず)です。

パートナーがマキシマリストだと厳しい

「捨てるなもったいない」という強い主義のパートナーだと厳しいかもしれません。

話し合いに対して聞く耳を持たない人だとさらに厳しいでしょう。

こちらが相手の価値観に合わせる覚悟があるとしても、向こうにその意思がないとなるとミニマルな暮らしを維持するのはかなり困難です。

子供がいると物が増えるのは間違いないみたい

私たち夫婦には子どもはいませんが、他のミニマリストのSNSをみていると、 子どもがいると物が増えるのは避けようがないようです。

ジョイ右京

小さな子どもにミニマリズムは強制できないですよね。

ただ、子どもが大きくなったら、子ども自身が要るモノ・要らないものを考えられるようにしたいという方針の方がたくさんいらっしゃって、とても素敵だと思いました。

ミニマリズムは強制されるものではありませんが、自分で必要・不要を判断するトレーニングは、将来きっと役に立つと思います。

結婚してもミニマルな暮らしを維持するポイント

ありがたいことに、私は現在もミニマルな暮らしを続けられています。

もちろん結婚後に少なくない変化がありましたが、まだ「ミニマリストである」としっかり胸を張って言えます。

結婚してもミニマルな暮らしを維持するポイントについて、いくつか考えているものがあるので解説していきます。

パーソナルスペースを持つ

結婚してもミニマルな暮らしを維持するポイントの1つ目は、パーソナルスペースを持つことです。

現在は2LDKの部屋に住んでいるのですが、夫婦それぞれが自室(パーソナルスペース)を持っています。

独身時代と変わらず自分の好きなようにできる環境がある、これはとても大事なことです。

ジョイ右京

パーソナルスペースがあれば、共用スペースに対しておおらかな気持ちでいられます

自室(パーソナルスペース)

ただし、そのためには必然として部屋数の多い住居に住む必要があります。

つまりどうしても家賃はあがることになります。

このあたりは同居をする前にしっかり二人で相談して決めたいところです。

共用スペースは家族全員が不要なものだけ手放す

結婚してもミニマルな暮らしを維持するポイントの2つ目は、共用スペースは家族全員が不要なものだけ手放すことです。

リビングやキッチンなどの共用スペースの家具や日用品は、夫婦両者の最小限にしています。

つまり、一人でも必要なら残し、全員が不要なときだけ手放します。

リビングルーム
リビング

個人的には「捨てたらいいのに」と思うものもあり、価値観が合わないところはありますが、先述の自室のことがあるので大らか気持ちでいられます。

もし折り合わないときは話し合います。

ジョイ右京

お互い40代という年齢的な落ち着きが出てきたこともあると思います。20代・30代前半の頃ならぶつかっていたかも

相手の持ち物に口出ししない・否定しない

結婚してもミニマルな暮らしを維持するポイントの3つ目は、相手の持ち物に口出ししない・否定しないことです。

物の必要・不要はその物を持つ人しか判断できません。

夫婦になっても、自分の基準に当てはめて相手の持ち物に口出しをしてはいけません。ましてや否定するなんてことはあってはいけないことです。

ジョイ右京

ただ、本人からヘルプがあれば全力で手伝います

個人的に決めている共用スペースのマイルール

個人的に私が決めている共用スペースのルールについてご紹介します。

妻が必要としているものは私にとっても必要

妻が生活しづらくなり、私だけがやりたいようにやる(物を減らす)ことはあり得ません。

それは結局、自分自身のストレスにもなると分かっているからです。

妻が必要としているものは私にとっても必要、そう考えるようにしています。

我慢ならアウト

とはいえ何もかも物が残されてしまうとしんどいので、一応の線引きが必要です。

私の場合、物が多くなっていることについて我慢と感じるならアウトとしています。

その感じた場合は妻と相談するようにします。

ジョイ右京

今のところその機会はなしです

自分のためにやる、がストレス溜めないコツ

片付けや整理を「妻のためにやってあげている」という心づもりでいるのは良くないと考えています。

なぜならそれは妻に見返りを求めているからです。

やったことに対して妻の反応が良くなかったら「私はこんなにやってあげているのに」とストレスが溜まります。

「自分のために」やっていると意識づけできていれば、妻の反応が良いか悪いかは関係ありません。

ジョイ右京

My pleasure の精神でいこう

妻にミニマリストに対する印象を聞いてみた

ところで、妻はミニマリストについてどういうイメージをもっているんだろう?と気になったので、ちょっと本人に聞いていみました。

ジョイ右京

結婚前のミニマリストに対するイメージは?

部屋にはテーブルとイスだけしかなく、食事はその都度買ってくる。みたいなイメージ(たぶんテレビで視た)

物が少ないのはいいなと思う反面、わたしには無理。やりたくないと感じた

自分自身モノを持ちすぎとは分かっていて、シンプルな暮らしには憧れていた

ジョイ右京

私がミニマリストだと分かったときの気持ちは?

(捨てている様子をみて)「まだ使えるのにもったいない」「置くスペースがあるなら置いといたらいいのに」と思ってた

ジョイ右京

今はミニマリストに対するイメージは変わった?

物が少ないほうが快適に過ごせると知った。スペースがあるから何か置かないともったいない、という気持ちはなくなった

まだ使える物でも、10年たっても使わなさそうな物なら捨てた方がいいと今は分かる

人の家とか行くとモノ多すぎてびっくりする

そうえいば、付き合い始めた時点で私は極狭のワンルームに住んで、所持品をどんどん捨てているところでした。

捨てている過程を見ていて、さらにミニマリストの私と一緒に暮らすことで、心境に変化があったみたいですね。

理解しようと努めてくれている妻に感謝しています。

ミニマリストは多様な生き方のひとつ

ここまでミニマリストの結婚について述べてきてなんですが、そこまで気にすることはないと思っています。

現在の日本は未婚率が高くなっています(*1)。

(*1)年齢階級別未婚率の推移|令和2年版厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える-|厚生労働省

その理由の一つが、多様な生き方が認められ、以前と比べて結婚をしない生き方も当然になっているからだといえます。

ミニマリストは結婚に向いていないといわれますが、ミニマリストだけがそうなっているわけではなく、結婚をしない多様な生き方のひとつなんだと思います。

まとめ

今回の記事では、ミニマリストの結婚に関して、実生活を事例として私の考えを解説しました。

個人的には、せっかく結婚してもいいと思える人と出会えたのに、ミニマリズムの価値観が合わないという理由だけで諦めるのはちょっともったいない気がします。

ただ、冒頭でも書きましたが、あくまで私個人の一事例であり、考え方です。

自分の生き方を評価できるのは自分だけ。

「そういう生き方もあるのか」程度で参考にしていただけたら幸いです。

今回の記事が、参考になると嬉しいです。

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ジョイ右京
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