こんにちは。ミニマリストのジョイ右京です。
さて、みなさんは布団派でしょうか?ベッド派でしょうか?
少しでも部屋をひろく有効活用したい人にとって、ベッドを置くかどうかはとても悩ましい問題です。
良質な睡眠のためにはベッドで寝る方がよさそう……しかし、あらゆる家具のなかでも最大級のサイズを誇るベッド。
これひとつで部屋の大部分が埋まってしまいます。

私はこれまで、ベッドありで10年、ベッドなしで20年、の経験をしてきました。
その体験から出した結論……それはベッドなしで暮らす方がメリットが多いということです。
今回の記事では、ミニマリストの私が考えるベッドなし生活のメリット・デメリットについてまとめてみました。
併せて、ベッドなしを選んだ理由と実際に使用している寝具一式もご紹介します。
ベッドを置くかどうか悩んでいる方の参考になると嬉しいです。
- ベッドなし生活のメリット・デメリット
- ベッドなしを選んだミニマリストがどうしているか
ベッド派・布団派の割合はどれくらい?
ところで、ベッドで寝ている人(ベッド派)と布団で寝ている人(布団派)の割合は、どれくらいなのでしょうか?

調査のメディアによってバラつきはありますが、ベッド派が6割、布団派が4割、となっています。
どちらかに偏らないということは、片方に明らかなデメリットがあるというわけではないようです。
つまりベッドを置くかどうかは個人差がおおきい選択といえそうですね。
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次からミニマリストの私が考えるベッドなしで生活をするメリット・デメリットをご紹介します。
ベッドなしで生活するメリット5選
私が考えるベッドなしで生活するメリットは次の5つです。
順番に解説していきます。
床を最大限に利用できる
ベッドなし生活の一つ目のメリットは、床を最大限に利用できることです。
ベッドはあらゆる家具のなかでも特大といえるサイズ。部屋を占有する面積も圧倒的です。
それがなければ、部屋におおきな余白が生まれます。
つまり床を最大限に利用できるようになります。

少しでも広く部屋を使いたい人にとって、おおきなメリットです。
引っ越し・廃棄する負担がすくない
ベッドなし生活の二つ目のメリットは、引っ越し・廃棄するときの負担がすくないことです。
ベッドは引っ越しや廃棄作業がかなりの負担になります。
業者に引っ越しを依頼する場合、ベッドの解体にオプション料金がかかることもあり、おおきな負担がかかってきます。

また、廃棄しようとしても特大サイズの粗大ごみはそれなりの料金がかかってきます。
いっぽう布団やマットレスであれば、引っ越しは通常の荷物として取り扱えますし、廃棄では通常の粗大ゴミとして捨てられるので、ベッドと比べるとラクです。

なんなら布団は自分でカットして捨てられます
部屋の掃除が圧倒的にラクになる
ベッドなし生活の三つ目のメリットは、部屋の掃除が圧倒的にラクになることです。
ベッドがないだけで、室内の掃除がぐんとラクになります。


ベッド下をいちいち屈んで掃除するのも大変だと思いますが、それからも解放されます。
ベッドがないだけで掃除の負担はかなり軽減できます。
「失敗できない買い物」というストレスがなくなる
ベッドなし生活の四つ目のメリットは、「失敗できない買い物」というストレスがなくなることです。
製品にもよりますが、一般的にベッドは布団・マットレスに比べて高額になります。
高額……ということは、できれば失敗したくない買い物ですよね。


試しにベッドに横になれる店舗もありますが、自分の部屋で朝まで寝てみないと、本当に自分に合っているかは分からないもの。
ベッド購入時にかなりのストレスがかかります。
いっぽうそれに比べると気軽に買い替えができる布団・マットレスは、買い物のストレスがはるかに少ないです。
「このベッドじゃないと眠れない」を回避できる
ベッドなし生活の五つ目のメリットは、「このベッドじゃないと眠れない」を回避できることです。
運よく自分にとって最適なベッドに出会ったとします。
さて、あなたはその最適なベッド以外で寝られるのか不安にならないでしょうか。
もし、外泊するときに「自分のベッドでないと寝られない……」となり、なかなか寝付けない状況を想像すると結構きついですよね。
また、極論ですが災害などで避難所生活を余儀なくされる場合は、簡素な非常用の寝具しかありません。


しかしこれは、ベッドなしで生活していたから解決するということでもありません。
あくまで「どちらかというと布団やマットレスで寝る方が、タフな環境に近い気がする」という個人の感覚です。
ベッドなしで生活するデメリット
次に、私が考えるベッドなしで生活するデメリットは次の5つです。
順番に解説していきます。
毎日片付け&敷くを繰り返すのが面倒
ベッドなし生活の一つ目のデメリットは、毎日片付け&敷くを繰り返すのが面倒なことです。
ベッドなしの生活を選ぶ理由として「部屋を広く使いたい」がもっとも多い理由でしょう。
そのためには毎朝たたんで収納して、夜に敷く作業をすることになりますが、これはなかなか面倒な作業です。


もちろん敷いたままにすることもできます。しかし部屋を広く使いたいなら、この面倒な作業は必須です。
ベッドに比べて性能に限界がある
ベッドなし生活の二つ目のデメリットは、ベッドに比べて性能に限界があることです。
布団・マットレスはコンパクトな代わりに、弾力性など性能に限界があります。


「よく眠れない」「疲れがとれない」など睡眠の質に不安がある方は、ちゃんとしたベッドを選ぶほうが安心かもしれません。
床と近くなりハウスダストを吸い込みやすい
ベッドなし生活の三つ目のデメリットは、床と近くなりハウスダストを吸い込みやすいことです。
布団・マットレスは横になったときに床から近くなるため、寝ているあいだにハウスダストを吸い込みやすいといわれています。




喉を痛めやすい人やアレルギーの心配がある人は、充分に配慮しないといけないポイントです。
湿気がたまりカビの原因になる
ベッドなし生活の四つ目のデメリットは、湿気がたまりカビの原因になることです。
布団・マットレスは床と直接接触するため、こもった湿気が逃がせずカビが発生しやすくなります。
とくに布団を敷きっぱなしにしていると、湿気が溜まったままなのでなおさらです。


いちどカビが発生するとすぐに広がるため、手放すことになってしまいます。
冬は床の冷たさが伝わり底冷えする
ベッドなし生活の五つ目のデメリットは、冬は床の冷たさが伝わり底冷えすることです。
畳やフローリングに布団・マットレスを敷くと、冬はフローリングの冷気が直接伝わり身体が冷えてしまいます。


このため、しっかり暖房機器や毛布などで寒さ対策を整えることが大事になります。
私がベッドなし生活を選んだ理由:すのこベッドでデメリットを解決
冒頭でも触れましたが、私はベッドなし生活を選びました。
それはデメリットであるカビの発生と底冷えを、すのこベッドを敷くことで解決できたからです。




すのこでカビ予防
すのこがカビ予防に効果がある理由は、すのこを敷くことで床面と布団・マットレスの間を通気させられるからです。
底面から溜まった湿気を逃がせるのでカビ予防できるわけです。


特にプラスチック製すのこは、木製すのこよりもカビが発生しづらいのでおすすめです。
プラスチック製すのこは複雑な可変もできるので、これを応用したカビ予防の対策をおこなえばより効果的です。
これについては別記事にしていますので、よろしければご参考にしてください。


すのこで底冷え防止
すのこが底冷え防止に効果があるのは、床面の冷たさが布団・マットレスに直接浸透しないためです。
床面との間に空気層ができることで、布団・マットレスの温かさを奪われることを防ぎます。


私がベッドなし生活を選んだ理由「マットレス直置きなら片付けが簡単」
私がベッドなし生活を選んだ理由のもうひとつは、マットレス直置きなら片付けが簡単だからです。
面倒な片付けですが、敷くのがマットレス1枚であればその手間は圧倒的に減ります。


エムリリーの三つ折りマットレスは、1枚でも弾力が充分なので重宝しています。




【実例】私の寝具セットをご紹介


最後に、恥ずかしながら私の寝具のセッティングをお見せして締めたいと思います。
プラスチックすのこを敷きます。
木製のすのこはカビは発生しやすいと聞いたことから、私はプラスチック製のすのこを選びました。


すのこだけでは逃がしきれない湿気を吸収するために除湿シートを敷きます。


1枚だけで寝られる弾力性のあるマットレスを敷きます。
私はエムリリーのマットレスを使用しています。




シーツを敷きます。
「シャリッ」とした肌ざわりが気持ち良いリネン(麻)素材のシーツにしています。




季節によって+αを敷いて完成です。ここでは冬のパターンをご紹介します。




以上で完成です。
動画でもセッティングの様子を公開しています。
私が実際に使用している寝具
プラスチックすのこ等、私が使用している寝具は次のとおりです。








個人的にプラスチック製のすのこはおすすめしています。別記事にもしていますのでご覧いただけると嬉しいです。


まとめ


今回は、わたしがベッドなしでの生活を選ぶ理由について書きました。
メリット・デメリットをまとめると次のとおりです。
ただ、今はベッドなしで寝ていますが、もし睡眠の質に心配がでてきた場合は、今後ベッドに変更することも十分にあり得ると思います。
- 身体に痛みが残らないか
- すっきり目覚められるか
- 寝つきは良いか
これらをチェックして不満を感じるようなら、それが替え時かもしれません。
あくまで自分にとってストレスが少ない寝具を選ぶのが大事です。
以上、参考になりましたら嬉しいです。






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