私がベッドなし生活を選ぶ理由|ミニマリストの視点から見るメリットとデメリット

こんにちは。ミニマリストのジョイ右京です。

みなさんは布団派ですか?それともベッド派でしょうか?

少しでも部屋を広く使いたい人にとって、ベッドを置くかどうかはとても悩ましい問題になります。

一般的に、良質な睡眠のためにはベッドのほうが良いとされています。

しかし、あらゆる家具のなかでも最大級のサイズを誇るのがベッドだからです。

ジョイ右京

ベッドひとつで部屋の大部分が埋まってしまいます

私はこれまで、ベッドありで10年、ベッドなしで20年、の経験をしてきました。

その体験から私が出した結論……それはベッドなしで暮らす方がメリットが多いということでした。

なぜその結論に至ったのか。

今回の記事では、ミニマリストの私が考える「ベッドなし生活」のメリット・デメリットと、「ベッドなし生活」を選んだ理由について解説します。

最後には、実際に使用している寝具一式もご紹介しますので、参考にしていただけると嬉しいです。

今回の記事でこんなことがわかります
  • ベッドなし生活の体験談
  • ベッドなし生活のメリットデメリット
  • ミニマリストの私が使っている寝具
ジョイ右京について
  • 最小限のモノで暮らす40代ミニマリスト
  • 妻と二人暮らし
  • ミニマルな暮らしとアイデアについて発信しています
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目次

ベッド派・布団派の割合はどれくらい?

【割合グラフ画像】ベッドを使っている人と布団を使っている人の割合。ベッド:57% 布団:43%
【出典】あなたはベッド派?布団派?|フェリシモ モノコトづくりラボ

ところで、ベッドで寝ている人(ベッド派)と布団で寝ている人(布団派)は、どれくらいの割合なのでしょうか?

調査のメディアによってバラつきはありますが、ベッド派が6割、布団派が4割、となっています。

どちらかに偏らないということは、片方に明らかな問題があるというわけではなさそうです。

ベッドを置くかどうかは個人差がおおきい選択といえそうですね。

次からミニマリストの私が考える、ベッドなしで生活をするメリット・デメリットをご紹介します。

ベッドなしで生活するメリット6選

私が考えるベッドなしで生活するメリットを順番に解説していきます。

床を最大限に利用できる

ベッドがない部屋
ベッドがないと床が自由に使える

ベッドなし生活の一つ目のメリットは、床を最大限に利用できることです。

ベッドはあらゆる家具のなかでも「特大」といえるサイズ。部屋を占有する面積も圧倒的です。

もしベッドを置かなければ、それだけ部屋に広々とした余白が生まれます。

私は、床のほぼ全面を利用できるようになりました。

少しでも広く部屋を使いたい人にとって、大きなメリットです。

引っ越し料金が安くなる

巨大な荷物は引っ越しのときに困る【Designed by stories / Freepik

ベッドなし生活の二つ目のメリットは、引っ越しが安くなることです。

大型家具であるベッドがあると、引っ越し料金が高くなってしまいます。

ベッドのサイズによっては、(業者にもよりますが)ベッドの解体が必要になることもあります。

そういった場合、オプション料金を請求されることもあり、負担がさらにのしかかります。

ジョイ右京

私は5回以上引っ越しを経験していますが、ベッドある・なしで料金が全く変わることを実感しました。

廃棄するときの負担がすくない

ベッドなし生活の三つ目のメリットは、廃棄するときの負担がすくないことです。

ベッドを廃棄するとき、特大サイズの粗大ごみとなるのでそれなりの料金がかかってきます。

また、ゴミ置き場に持っていくのも一苦労です。

布団やマットレスであれば、引っ越しは通常の荷物として取り扱えますし、廃棄では通常の粗大ゴミとして捨てられます。

ベッドと比べると段違いにラクです。

ジョイ右京

ちなみに私は、布団は自分でカットして捨てました

部屋の掃除が簡単になる

床が見えると掃除しやすい

ベッドなし生活の四つ目のメリットは、部屋の掃除が簡単になることです。

ベッドひとつだけないだけで、室内の掃除はぐんとラクになります。

その理由は、ベッド下を掃除するために屈んで作業をする必要がなくなるからです。

ただでさえ埃が溜まりやすいのに、床下を掃除するのはとても面倒です。

腰にも負担がかかり、年齢を重ねるほどにハードワークになります。

ベッドが無ければ、この悩みが根本から解決します。

ジョイ右京

ロボット掃除機がなくても、普通の掃除機で簡単に掃除できます

「失敗できない買い物」というストレスがなくなる

ベッド売り場の女性
ベッド選びはむずかしい【画像出典:pixabay.com

ベッドなし生活の五つ目のメリットは、「失敗できない買い物」というストレスがなくなることです。

一般的にベッドは布団・マットレスに比べて高額になります。

高額……ということは、できれば失敗したくない買い物ですよね。

店舗で試用できるところもありますが、実際に自分の部屋で朝まで寝てみないと自分に合っているかは分からないもの。

そんな状態で選ばないといけないわけですから、ベッド購入にはかなりのストレスがかかるわけです。

私は、折りたたみマットレスを使っていますが、安価でプレッシャーは感じませんでした。

気軽に買い替えできるというのがベッドなし生活のメリットのひとつです。

「このベッドじゃないと眠れない」を回避できる

簡易ベッドが並んだホール
簡易ベッドで寝られる?【画像出典:pixabay.com

ベッドなし生活の六つ目のメリットは、「このベッドじゃないと眠れない」を回避できることです。

運よく自分にとって最適なベッドに出会ったとします。

あなたはその最良のベッド以外の寝具で寝られるのか不安にならないでしょうか。

もし、外泊するときに「自分のベッドでないと寝られない……」となり、なかなか寝付けない状況を想像すると結構きついですよね。

極論ですが、災害などで避難所生活を余儀なくされる場合は、簡素な非常用の寝具しかありません。

やや無理やりな感はありますが、ある程度グレード抑えた寝具を使うことにもメリットがあると思います。

ベッドなしで生活するデメリット5選

続いて、私が考えるベッドなしで生活するデメリットについて解説します。

片付けるのが面倒

畳まれた布団
毎日たたんで収納するのは大変

ベッドなし生活の一つ目のデメリットは、毎日片付けるのが面倒なことです。

部屋を広く使うためには、布団を片付ける必要があります。

そして夜には片付けた布団を敷くわけですが、これを毎日繰り返すのはなかなか面倒な作業です。

布団を敷いたままにするという手もあります。しかし、湿気やカビのことを考えると衛生的に問題がありそうです。

習慣化できれば負担には感じにくくなりますが、実際しんどい作業なのは間違いありません。

ベッドに比べて性能に限界がある

私が使っているマットレス(エムリリーマットレス)
私が使っているマットレスは三つ折り

ベッドなし生活の二つ目のデメリットは、ベッドに比べて性能に限界があることです。

布団やマットレスはコンパクトに折りたためる代わりに、どうしても折りたたみ部分が薄くなってしまいます。

状態によっては身体によくない影響を与えることも考えられます。

逆に、ベッドは折りたたみができない代わりに、全体に均等に機能をつけれられるので性能は良くなるといえます。

「よく眠れない」「疲れがとれない」など睡眠の質に不安がある方はベッドを選ぶほうが安心といえるかもしれません。

ハウスダストを吸い込みやすい

布団は床との距離が近くなる

ベッドなし生活の三つ目のデメリットは、床面と近くなりハウスダストを吸い込みやすいことです。

ベッドのように脚のない布団・マットレスは、横になったときに床から近くなります。

そのため、寝ているあいだにハウスダストを吸い込みやすいといわれています。

喉を痛めやすい人やアレルギーの心配がある人は配慮しないといけないポイントです。

湿気がたまりやすい

電気ブランケットを敷いた布団
毛布などがあるとさらに湿気が逃げにくい

ベッドなし生活の四つ目のデメリットは、湿気がたまりやすくカビの原因になることです。

布団・マットレスは床と直接接触するため、こもった湿気が逃がせずカビが発生しやすくなります。

とくに布団を一日中敷きっぱなしにしていると、湿気を逃がせる機会はゼロです。

カビを放置すると健康を害するおそれもありますので、湿気対策は必須です。

冬は床の冷たさが伝わり底冷えする

床に敷いた布団
フローリングの冷たさがダイレクトに伝わる

ベッドなし生活の五つ目のデメリットは、冬は床の冷たさが伝わり底冷えすることです。

畳やフローリングに布団・マットレスを敷くと、フローリングの冷気が直接伝わり身体が冷えてしまいます。

このため、冬場はしっかり暖房機器や毛布などで寒さ対策を整えることが大事になります。

ミニマリストの私がベッドなし生活を選んだ理由

さて、ここまでベッドなし生活のメリット・デメリットに触れてきました。

冒頭で申し上げたとおり、最終的に私はベッドなし生活を選びました。

つぎからその理由を解説します。

すのこベッドでカビの発生と底冷え問題を解決

エアスリープ(蝶プラ工業)
私が使っているすのこ

ベッドなし生活を選んだ理由は、すのこベッドを敷くことでカビの発生と底冷えを解決できたからです。

すのこを敷くことで床面と布団・マットレスの間を通気させられます。

底面から溜まった湿気を逃がせるのでカビ予防できるわけです。

床面と布団・マットレスの間を通気させられる

特にプラスチック製すのこは、木製すのこよりもカビが発生しづらいのでおすすめです。

プラスチック製すのこは複雑な可変もできるので、これを応用したカビ予防の対策をおこなえばより効果的です。

これについては別記事にしていますので、よろしければご参考にしてください。

また、すのこは底冷え防止にも効果があります。

それはは、床面の冷たさが布団・マットレスに直接浸透しないためです。

床面との間に空気層ができることで、布団・マットレスの温かさを奪われることを防ぎます。

床に敷いたすのこベッド
すのこを敷くことで床に直接ふれなくなる

布団・マットレス直置きなら片付けが簡単

マットレスにシーツを敷いて寝ています

私がベッドなし生活を選んだ理由のもうひとつは、布団・マットレス直置きなら片付けが簡単だからです。

面倒な片付けですが、敷くのが布団・マットレス1枚であればその手間は圧倒的に減ります。

エムリリーの三つ折りマットレスは、1枚でも弾力が充分なので重宝しています。

こちらも記事にしていますので、よろしければご覧ください。

すのこベッドのセッティングを解説【画像あり】

マットレスを干している部屋

最後に、恥ずかしながら私のすのこベッドのセッティングをお見せして締めたいと思います。

セッティング
STEP
プラスチックすのこを敷く

プラスチックすのこを敷きます。

木製のすのこはカビは発生しやすいと聞いたことから、私はプラスチック製のすのこを選びました。

STEP
除湿シートを敷く

すのこだけでは逃がしきれない湿気を吸収するために除湿シートを敷きます。

STEP
マットレスを敷く

1枚だけで寝られる弾力性のあるマットレスを敷きます。

私はエムリリーのマットレスを使用しています。

STEP
シーツを敷く

シーツを敷きます。「シャリッ」とした肌ざわりが気持ち良いリネン(麻)素材のシーツにしています。

STEP
季節もの(毛布など)を敷いて完成

季節によって+αを敷いて完成です。ここでは冬のパターンをご紹介します。

以上で完成です。

動画でもセッティングの様子を公開しています。

実際に使用している寝具

プラスチックすのこ等、私が使用している寝具は次のとおりです。

ニトリ
¥1,990 (2024/05/17 23:38時点 | 楽天市場調べ)

まとめ ~ベッドなし生活にこだわり過ぎない~

ベッドのない部屋

今回は、わたしがベッドなしでの生活を選ぶ理由について書きました。

メリット・デメリットをまとめると次のとおりです。

ただ、今はベッドなしで寝ていますが、もし睡眠の質に心配がでてきた場合は、今後ベッドに変更することも十分にあり得ると思います。

  • 身体に痛みが残らないか
  • すっきり目覚められるか
  • 寝つきは良いか

これらをチェックして不満を感じるようなら、それが替え時かもしれません。

ベッドなし生活に拘り過ぎず、あくまで自分にとってベターな睡眠ができる寝具を選ぶのが大事です。

以上、参考になりましたら嬉しいです。

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ジョイ右京
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