
レオパレスって家具付きが魅力的なんだけど、あまり良くない評判も聞くよね。実際住むのってどうなのかな~?
レオパレスといえば、全国のいたるところに物件があり、家具付きで手軽に住めて便利そうなイメージがあると思います。
ですがその反面、施工不良問題がニュースになったり壁が薄いなどの悪い評判も聞かれますよね。



実際にレオパレスに住んでいた人の意見を聞きたい!
今回は、約15年間、合計5つのレオパレス物件に居住してきたわたしが「引っ越し先としてレオパレスはありか?なしか?」についての意見を述べるとともに、レオパレスのメリット・デメリットについて解説したいと思います。
それではまず、結論だけお伝えしておくと、わたしはレオパレスへの引っ越しはありだと思っています。
なぜそう思うのか、実際にレオパレスに15年間住んでいるわたしがレオパレスのメリット・デメリットを解説していきます。
- レオパレスへの引っ越しを検討している方
- レオパレスへ入居した場合、どんなメリット・デメリットがあるのか知りたい方
- レオパレスに実際に住んでいる人の感想を聞きたい方
はじめに~レオパレスの賃貸物件について~
レオパレスは主に自社物件の賃貸サービスをおこなっています。
取り扱っている物件の主な特徴は次のようなものです。
- 単身者向けのワンルーム物件が多い(ワンルーム以外の物件もある)
- 家具・家電付きの物件がほとんど(家具なしの物件もある)
- 自社物件のため仲介手数料が無料
- 短期入居(マンスリー契約)もできる
このように、1人暮らしで手軽に入居したい方向けの賃貸物件がメインとなっています。
施工不良問題について
まずはじめに、2018年に発覚したレオパレスの施工不良問題について触れないわけにはいかないでしょう。
建築基準法に抵触する界壁施工不備が見つかったことから始まったこの問題ですが、一時はニュースで随分と騒がれました。
その後に全棟調査および改修工事が実施されることになったわけですが、2020/2/29時点の改修進捗状況はレオパレスの公式サイトでは次のように公開されています。
全棟数:39,085
当社施工物件の改修進捗状況について|当社施工物件における界壁施工不備問題の対応について|株式会社レオパレス21
調査対象棟数(現存なしを除く):38,723
調査判定済み棟数:38,273
明らかな不備棟数:13,603
改修工事着手棟数:5,091
改修工事完了棟数:952
全物件のうち1万3千棟以上(約35%)に不備があったという、なかなかとんでもない結果が判明しています。
問題発覚当時すでに10年以上レオパレスに住んでいたわたしは、あまりの壁の薄さから「なにも問題がないことはないだろう」とは思っていましたが、ここまでの多数の物件までとは思っていませんでした。
当時住んでいた物件にも調査が入り、2019年2月に次の文書がドアポストに投函されていました。


これをそのまま信用するのは難しいですが、ここで虚偽の報告をするリスクをとるとは考えにくいので、どうやら本当に問題がない(当時住んでいた物件に関しては)のではないかと思います。
この施工不良問題から、どうしたって「信用ならない」というイメージがべったりついたレオパレスですが「じゃあ他の不動産会社の物件は問題ないのか」というとそれも判らないわけです。
わたしの場合は 「ケチのついてしまったレオパレスだからこそ手は打つはず。今後に関してはまだ信用できるだろう」ぐらいの気持ちでいます。



とにかく施工不良問題が発覚したのは本当によかった
改修工事に現在も取り組んでいるレオパレスですが、果たしてそんなレオパレスに引っ越す価値があるのか?について、次から解説していきます。
レオパレスのデメリット
それではまずデメリットから入りますが、それにしてもレオパレスほど不評しか聞こえてこない賃貸物件はないように思います(笑)



住んでいるところを聞かれたときに「レオパレス」と答えると、皆が一瞬あわれみの目をするのは気のせいではないでしょう。
実際に15年住んでみたわたしが体感してきたデメリットが以下となります。
壁が薄い
レオパレスの噂の定番「壁が薄い」は本当です。
少なくともこれまで住み替えてきた5件の物件は、いずれも隣あるいは上下の部屋からは生活音が聞こえてきました。
- 電話の話し声(内容までは聞き取れない)
- 目覚ましの音、インターフォンの音
- 窓の開閉の音 など
しかし、これはあくまでわたしの場合ですが、気に障るほどの騒音ではないと感じていました。
常時わたしがテレビをつけたり動画を見ていたせいもありますが、退去したいという気持ちになるほどではありませんでした。(たまたま騒がしい人が隣にいなかっただけかもしれませんが)
なお、2013年4月以降に建てられた物件では「ノンサウンドシステム」が標準採用され遮音性が上昇しているとのことで、この問題はもはや昔の物件のみにあてはまるのかもしれません。(わたしはノンサウンドシステムの物件は未体験)
キッチンの調理スペースが狭い&電気コンロの火力が弱い
「料理させる気あるのか?」と疑いたくなるほどキッチンのしょぼさが際立ちます。
これもすべてのレオパレスの物件に当て嵌まるわけではないのですが、少なくともわたしが住んできた物件はすべてそうでした。


現在の物件のキッチンはこんな感じです。
野菜などを切るときはシンクの両端にまな板を渡すことでなんとかやっています。
また電気コンロの火力が弱く、冬場に1リットルの水を沸かそうと思うと15分はかかります。
さらに2口同時に使おうとすると火力が弱まります。
きちんと料理をしたい人にとっては大きいデメリットといえるでしょう。
住人のマナーがよくない
入居のハードルが高くないこともあり、物件に住んでいる人は得体のしれない人が多い気がします(笑)
それゆえか全体的にマナーが良くないように感じました。
たとえば、これまで住んできた物件はどこも曜日の分別に関係なくゴミが出されていました。



ただ定期的に掃除はされているのでゴミ捨て場自体はキレイ
それ以外にも、管理センターから「近隣のひとから騒音や車の違法駐車について苦情が来ている」とチラシが入っていることもしばしば。
ただし、こういうことがあっても管理会社に連絡すれば、マナー違反に随時対処してもらえるので、そういう安心感はあります。
家賃のほかに2年ごとに支払う料金がある(賃貸契約の場合)
賃貸契約の場合、毎月の家賃のほかに2年間ごとに支払う料金があるのはマイナスポイントかなと思います。
- ライフサポートサポートサービス(保険+サポートシステム):約37000円(税込)
- 部屋の更新時(2年毎)の更新手数料:16,500円(税込)
毎月の家賃だけのこと考えていると2年目に大きい出費があります。
5万円以上の出費となりますので、2年以上住む予定の方は家賃にプラスしてこれも換算しておいた方が良いです。
レオパレスに住むメリット
以上、デメリットを解説したところで、続いてメリットについての解説です。
家具・家電付きはやはり最高
レオパレスといえば家具・家電付き。日常生活に必要不可欠な次の家具と家電が付いています。
※ただし家具・家電なしの物件もあるので注意です


- テーブル
- 椅子
- カーテン
- 鏡
- テレビ
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- エアコン
家具・家電にこだわりがある人は自分好みのものがあると思いますのでおススメできませんが、特にこだわりがない方にはこのうえないメリットです。
たとえば入居時に家電を買って10年住むとして、7,8年に一度それらを買い替えるとした場合、2回は購入するタイミングがあるわけです。



家電購入の出費をまるごとカットできるのは大きな利点です。
また、これら家具・家電は通常の使用で故障した場合は無償で交換してもらえますので安心です。
(不注意により故障した場合でも保険が効くらしい。ただしこれはわたしは未体験)
つい先日の話ですが、内側のレースのカーテンが開け閉めしているうちに破れてきてしまったので、交換してもらいました。


レオパレスには「&Leo(アンドレオ)」という入居者用のWebページがあるのでそこから問い合わせしたのですが、翌日にはメールで回答がありました。(取り換え業者から何日の何時くらいに訪問日時の電話があるという内容)
スムーズに対応してくれるのでこの点はとても助かります。
家電の新しさについて、これまで5件のレオパレス物件を見てきましたが極端に古い家電はなく、古くても5年前後のものでした。
古すぎる家電は「交換させてほしい」と管理センターから連絡がきたこともありました。
この場合、新品をタダで使い始められるので得した気分になります。
インターネット料金が安い
レオパレスではオプションでインターネットを利用できます。
記事執筆時点(2020年3月)では利用料金は月額2,310 円(税込)
現在の他社の回線プランは少なくとも3,000円以上はしているので、他と比べて年間1万円程度は節約できる計算となります。
しかし、レオパレスは居住者全員で回線を共有する仕組みなので夜間などの時間帯で通信速度が遅くなるといわれています(たしかに21時~0時くらいは少し遅いように感じることもあった)
ただしわたしの利用はせいぜい動画視聴やPS4でのネット対戦ぐらいですので、ほとんど気になったことはないです。
大量のデータのダウンロードやアップロードをする方には少し物足りないかもしれません。
ライフサポートサポートサービスが安心
家具や電化製品などに生じた損害を補償する損害保険などを含む入居者総合サービスがあります。
レオパレスは家具・家電などの備品の多い物件ですので、誤って壊してしまったときのことを考えるこれは安心です。
保険のほかにも、下記のようないざ起こってしまったときに本気で困るトラブルにも対応してくれます。
- 水周りトラブル、トイレのつまり、カギ開けなどのトラブル
- カギの紛失等による交換(何度でも交換可能)
- 電球・蛍光灯が切れた場合の取り換え ※賃貸契約のみ
それなりに出費(2年で約37000円)となりますが、暮らしの安心感を買うという意味では高過ぎるとまではいえないかな、と。なおマンスリー契約では加入が必須とのことです。
ライフサポートサポートサービスに加入せず、自分で別の火災保険に入ることもできるようです。
マンスリーレオパレスは水道・電気・ガス料金が不要
マンスリーレオパレス限定となりますが、なんと水道・電気・光熱費が不要です。
私はマンスリーレオパレスは利用したことがありませんが、家にいる間は料金を気にすることなくエアコンを付けっぱなしにできるのはかなり快適だと思います。
特に最近は夏場に異常な暑さが続いたりしていますから。
なお、一時話題になったエアコン3時間タイマー問題ですが、現在は解除法が公開されていますのでご安心ください。
物件の住所が公開されている
多くの賃貸物件サイトでは、町名などまでしか公開されていませんが、レオパレスのサイトでは物件の詳細な住所まで表示されています。
以下のように、画面上の地図から物件を探すこともできます。


これの一体なにがメリットかというと、事前に自分で物件周辺の下見に行けるという点です。
当然部屋内をみることはできませんが、実際に周辺を歩いて自分が住んだときのことをイメージするだけでも引っ越ししてからの後悔を回避しやすくなります。
たとえば・・・
- 住人のマナー(ごみ捨て場、ベランダの様子など)
- 周辺の環境音(車の音、電車の音)
- 最寄り駅までのルートに危険はないか(夜の状況も想像しておくと良い)
などがわたしのおすすめのチェックポイントになります。ただし不審者と思われないようにあまり熱心に観察しないように注意してください(笑)
店舗に行けば空室の部屋を見せてもらえますが、その前に自分で集められる情報をそろえておけば店舗の担当者に的確に質問しやすくもなるのでおススメです。
レオパレスに15年間、5件の物件に住んでの満足度は?
さて、ここまでメリット・デメリットについて解説してきましたが、レオパレスに15年間&計5件の物件に住んでみてのわたしの最終的なレオパレスの感想はというと・・・特に不満なく満足しています。


わたしがレオパレスを好意的に評価しているのは次の点です。
- 家具・家電が備え付けで用意されていて買い替えを考えなくてよい。
- もしも家電等が故障しても管理センターに連絡するだけで交換や修理をしてくれる。
- レオパレスからレオパレスへ住み替えするとき、勝手知ったる安心感がある。(どの物件も基本的にはほぼ同じ構造)
- 2年以上住んでいる場合は鍵の交換費不要などの長期入居特典もあるので、気軽に引っ越せる。
デメリットとしてはやはり壁の薄さは多少気になりますので、次に引っ越すなら2013年以降の物件で「ノンサウンドシステム」が採用されている物件にしようと思います。
まとめ(こんな人はレオパレスへの引っ越しはあり)
今回は、実際にレオパレスに15年間&計5件の物件に住んでいるわたしの考えるレオパレスのメリット・デメリットを書いてみました。
レオパレスへの引っ越しでメリットが大きいのは次のような人です。
- 家具・家電付きの部屋にして初期費用を抑えたい方
- 毎月のインターネット回線料金を節約したい方
- 物音に敏感ではない方
- 大学新入生など居住期間が決まっている人。(マンスリーレオパレスなら学割あり)
改めて見直してみて、なんだかんだでレオパレスは家具・家電のメリットが大きいことに気づきました。
そこがやはり引っ越すかどうかのポイントだと思います。
施工不良問題でレオパレスに引っ越す不安があるのは当然ですので強くお勧めできませんが、それでも住んでみるメリットを取りたい方はひとつの選択肢として調べてみてはどうでしょうか。
~後述~
こちらの記事の執筆の後についにレオパレスを解約しました。
そのときの退室申し込みから保険の解約までの、一連の体験を記事にまとめました。退去についても気になるからはこちらもぜひご覧ください。(2021年5月27日記述)

