楽天経済圏? 私はもう限界まで節約して生活しているから、やらなくていいと思うんだけど
楽天経済圏は、もともと節約していたひとでもさらにもうひと押し節約できるメリットがあります
「楽天経済圏」という単語がよく聞かれるようになりましたね。かなり広まってきましたが、それが自分にとってメリットがあるものなのかわからないという方も多いと思います。
わたしの場合は、もともとかなり質素に生活しているタイプでしたので、「もう限界まで節約してるから意味ない!楽天経済圏はどうせ楽天が儲かるためのやつでしょ!」と考えていました。
ですが、たまたまとある人のYouTubeチャンネルの解説動画をみてなんとなく始めてみたところ、そんな節約人間の私でも毎月5,000円分程度の節約をすることができました。
上のグラフは、わたしが本格的に楽天経済圏を始めた2020年4月以降の獲得ポイント履歴です。
使い始めのキャンペーンなどの効果もありますが、安定して5,000円分のポイントは獲得できていますので、もともと節約しているひとでも十分にメリットがあることが分かりました。
今回はわたしの体験を元に、もともと節約していた人でも始めることでメリットがある「楽天経済圏」について解説していきます。
- すでに節約しているがもっと生活費を節約したいひと
- 楽天経済圏が気になっているひと
もともと節約生活をしていた人でもメリットのある楽天経済圏
「楽天経済圏」とはかんたんに言うと「日常生活にかかる費用を楽天サービスに切り替え、ポイントをためること」です。
獲得したポイントは対応サービスに対して1ポイント1円として使用することができます。
サービスを切り替えることで生活スタイルが変わることはなく、特に我慢したりリスクを負うことはありません。もともと節約していた方にもさらに得するメリットがあるのが楽天経済圏です。
生活に必要なサービスのほとんどは楽天でも利用可能
楽天といえばショッピングサイトという印象がありますが、実は楽天は生活に欠かせない電気や通信などのインフラサービスをはじめ、クレジットカードや銀行のサービス等も提供しています。
たとえば、電気なら「楽天でんき」、携帯電話なら「楽天モバイル」、インターネット回線なら「楽天ひかり」などですね。
主なものは下記のようなサービスです。
概 要 | SPU | |
---|---|---|
楽天カード | 楽天経済圏のベースとなるクレジットカード。 1%還元(100円につき1ポイント) | +2倍 |
楽天銀行 | 銀行口座 | 楽天カード利用代金引き落としで+1倍 |
楽天モバイル | 携帯電話利用 | +1倍 |
楽天でんき | 電気利用 | +0.5倍 |
楽天証券 | 株の購入・投資信託など | +1倍 |
このように日常的に利用しているサービスが提供されています。
これら日常の生活費を楽天サービスに切り替えるだけでポイントを獲得できるので、生活に変化なく利益を得ることができます。
さらにその使うサービスが多ければ多いほど楽天ポイントをためることができます。
次はそれを解説します。
使用する楽天サービスが多いほどポイントが貯まる
使用する楽天サービスが多いほどポイントが貯まるの?なんで?
楽天市場でポイントがたくさん獲得できるようになる「SPU」というプログラムがあります
使う楽天サービスが多いほど得をする「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」
楽天経済圏の強みといえるのが前項の表の右にも記載した「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」です。
楽天の各サービスを使い条件を達成することで、それぞれに該当するポイント倍率があがるというプログラムで、倍率はその月の楽天市場での買い物に適用されて、獲得するポイントを大きく増やすことができます。
ちなみにわたしは2020年9月時点では5つのサービスを使っており、SPUは6倍となっています。
この状態で楽天市場で買い物をすると通常は100円につき1ポイントであるところ、6倍の6ポイントを獲得できます。たとえば10,000円の買い物をした場合は600ポイントです。
SPUは最大で16倍(2020年9月時点)まで倍率を増やすことが可能。
「楽天市場」で購入できるものはすべて楽天市場で購入
楽天市場で購入するとSPU倍率が適用されたポイントがつきますので、普段購入しているもののうち楽天市場で買えるものは、すべてそちらに切り替えることがおすすめです。
膨大な数のショップが楽天市場でサイトをつくっていますので、だいたいの商品は楽天市場で購入することができます。
自分が普段使っている台所用品や洗濯用品などの日用品を販売しているショップを探しておきましょう。(もちろん安いところを見つけられるのがベスト!)
「通常ポイント」と「期間限定ポイント」の違いについて
楽天ポイントには「通常ポイント」と「期間限定ポイント」の種類があります。
違いとしては、「期間限定ポイント」はそのまま字のとおりで、使用できる期間が限定されており、さらに使用できる範囲も限定されています。
画像のように細かく期限が設定されていますので、期限切れで失効しないように注意が必要です。
また、期間限定ポイントを使用できないところとしては、楽天カードの「ポイント支払」、楽天証券の「ポイント投資」があります。
貯まったポイントの使いみちは?
貯まったポイントについてはどうしたらいいの?
節約を目的に楽天経済圏をはじめたのであれば、さらに日常生活での必需品の支払いに使用することをおすすめします。
それでは貯まったポイントの活用事例をご紹介します。
× 楽天市場の買い物でポイント使用
まず、楽天市場での買い物の際は、支払いにポイントを使用することはおすすめしません。
これは、ポイント支払い分に対してポイントが付かないためです。
- ポイント支払い・・・1%のポイント獲得(100ポイント)
- クレジットカード支払い・・・最低でも3%のポイント獲得(100ポイント+SPU2倍の200ポイント=300ポイント)
よほど使いみちに困ったときはポイント支払いをして構わないですが、他にポイントの使いみちがあるときは楽天市場ではクレジットカード支払いにしましょう。
○「楽天モバイル」「楽天でんき」などの楽天サービスでポイント使用
「楽天モバイル」「楽天でんき」などは、ポイントを使った支払いが可能です。(期間限定ポイントの利用も可能)
ポイント支払いした金額に対してもポイントが付与されます。
【料金支払いで付与されるポイント】
- 楽天モバイル・・・100円につき1ポイント
- 楽天でんき・・・200円につき1ポイント
通信費や光熱費をポイントで支払いできるなら、生活費はグッと抑えられますね。
○ 楽天カードの「ポイント支払い」にポイント使用
楽天カードの利用額の支払いにポイントを使用することが可能です。
ただしこちらは「通常ポイント」のみ利用可能で「期間限定ポイント」を使うことはできません。
こちらもポイント支払いした金額に対してポイントが付与されます。
△ 普段利用している店舗でポイント使用
日常的に使用している店舗が楽天ポイント支払いに対応している場合、その店舗で使うのもありです。
ただし、楽天市場で購入できるものは、購入先をそちらに切り替えることをおすすめします。
楽天経済圏を続けるうえで気を付けること
すべてのベースとなる「楽天カード」はとにかく最初につくっておこう
いろんなサービスがあることは理解したけど、そんなに一気に切り替えなんて考えるの無理!
そういう場合はともかく「楽天カード」をつくっておきましょう
楽天経済圏は各種サービスの支払いを楽天カードにすることでポイントを集約、貯めることがすべてのベースとなります。他のサービスはそれあとじっくり考えて始めると良いです。
私も最初は「楽天カード」と「楽天銀行」だけでスタートして、徐々にポイント獲得のメリットを感じてきて次のサービスを利用するようになりました。
毎月期間限定で7,000ポイントか8,000ポイントがもらえるキャンペーンがありますので、それを狙うと一層お得です。
キャンペーン利用でさらにポイント獲得
楽天では、特定の条件を満たすことでよりたくさんのポイントを獲得できるキャンペーンを頻繁におこなっています。
これにエントリーするのとしないのとでは、獲得できるポイントに大きく差ができます。
たとえばわたしの2020年7月の獲得ポイント内訳では、半分以上がキャンペーンからのものになっています。
おおきなキャンペーンとしては「楽天スーパーセール」や「お買い物マラソン」など。要チェックです。
ポイント獲得に夢中になりすぎて時間とお金を無駄にしないように
ポイントが貯まるようになると楽しくなって、ポイント獲得に躍起になって取り組む人もいるそうです。
悪いこととは思いませんが、自分の生活と価値観とを照らし合わせて、「無駄なお金を使ってしまった」「もったいない時間を使ってしまった」と後悔しないようにしましょう。
【ポイント獲得でのNG行動】
- ポイントをためるために膨大な時間を費やす
- 貯まったポイントを余分な趣味や遊びに使う
- SPUの倍率を上げるために余分なサービスまで申し込む
まとめ
「節約生活」といえば、食費や光熱費を抑えて・・・という印象が強いですが「我慢」はストレスがかかります。
いっぽうで今回解説した楽天経済圏のGOODなところは次です。
楽天経済圏の最大のメリット
- 生活スタイルを変えずに節約できる
- もともと節約していた人でも十分にメリットを得られる
「少しでも生活費を節約したい」「楽天経済圏をはじめたい」という方にとって、今回の記事が参考になると嬉しいです。
それでは!