こんにちは、ジョイ右京です。
必要最小限のモノで暮らす40代ミニマリストです。
アイコンに描かれているとおり、私は丸眼鏡を愛用しています。
とある時から「今後はずっと丸眼鏡でいいや」と決めたのですが、せっかくなら「これから何十年も使える良質な眼鏡」を買いたいと考えました。
そこで最終的に購入したのが金子眼鏡の職人シリーズ、井戸多美男作「T-461」です。
結論、素晴らしい製品でした
丸眼鏡を選ぼうとしている方ならぜひ候補に入れて欲しい一品です。
今回の記事では、井戸多美男作「T-461」を使用して1年になる私が、この眼鏡についてご紹介したいと思います。
最後までご覧いただけると嬉しいです。
金子眼鏡|井戸多美男作「T-461」とは
井戸多美男作「T-461」は、1958年創業のアイウェアメーカー、金子眼鏡が販売する「職人シリーズ」のひとつです。
このシリーズのうち、井戸多美男氏が製作する丸メガネが「T-461」です。
シンプルな丸眼鏡
井戸多美男作「T-461」は、丸眼鏡(ラウンド眼鏡)です。
正円ではなく、やや横に拡がった楕円となっており、レンズのサイズはやや大きめです。
レンズの小さな「T-416」も販売されています。
鼻パッドがないミニマルなデザイン
井戸多美男作「T-461」は、いわゆる一山フレームとよばれる鼻パッドが付いていない眼鏡です。
ブリッジをそのまま鼻梁に乗せるので、余計なパーツがなく、非常にスッキリしたデザインとなっています。
鼻に触れるブリッジの部分はシリコンで覆われているので、金属が鼻に直接あたることはありません。
井戸氏の一山フレームは、日本人に合うノーズパッドの高さ、伝統的な左右非対称丁番、掛け外しを考慮したテンプルエンドのしのみ返しなど、繊細なディテールにまで配慮して作られています。重厚な機械を手足のように操り、極限まで無駄が削がれた細部には、膨大な年月をかけて培われた技術と知恵が込められています。
クラシックな質感
井戸多美男作「T-461」は、サンプラチナ製のフレームです。
ほどよい重量感としなやかな弾力があり、質感はクラシックな雰囲気が強いです。
明治から昭和初期までの歴史上の人物がかけているような丸眼鏡を連想させます。
眼鏡職人 井戸多美男について
井戸多美男氏は、福井県鯖江を拠点とする眼鏡職人です。
サンプラチナ製の眼鏡造りを得意とする数少ない職人の一人で、複雑な多くの工程を一人でこなします。
サンプラチナは加工難易度が非常に高いため、作れる職人が少なく、井戸氏は国内屈指のメタル職人といわれています。
金子眼鏡|井戸多美男作「T-461」を1年間かけてみた感想(メリット・デメリット)
私が井戸多美男作「T-461」を購入したのは2023年の6月。
かれこれ1年以上かけているわけですが、そのなかで感じたメリット・デメリットを解説します。
井戸多美男作「T-461」のメリット1|鼻パッドがない
井戸多美男作「T-461」のメリットの一つ目は、鼻パッドがないことです。
見た目が非常にスッキリするのはもちろん、鼻パッドの掃除が不要になるのがなにより嬉しいポイントでした。
鼻パッドは汚れやすく掃除しにくいのが悩みでした
「鼻パッドは別になくてもいいな」と思っていたので、これには感動しました。
「T-461」を使い始めてからは、日常のケアは基本的にレンズを拭くだけとなり、とてもラクになりました。
井戸多美男作「T-461」のメリット2|視界が広い
井戸多美男作「T-461」のメリットの二つ目は、大きめのレンズで視界が広いことです。
私が避けたいのは、視界が狭まるような小さな眼鏡です。
車の運転などは、視界が狭いと重大な事故にも繋がりかねません。
プライベートでも仕事でもおなじ眼鏡を使う私は、大きい眼鏡を使う方が無難だと思っています。
なお、同じ井戸多美男氏の丸眼鏡に「T-416」があり、こちらは小さめのレンズとなっています。
サイズの違いは、金子眼鏡のブログページの写真が分かりやすかったです。
冒頭の写真の左側がレンズ大きめの「T-461」、右側がレンズ小さめの「T-416」です。
井戸多美男作「T-461」のメリット3|金子眼鏡のアフターフォロー
井戸多美男作「T-461」のメリットの三つ目は、金子眼鏡のアフターフォローが手厚いことです。
金子眼鏡は、全国に65店舗の直営店を展開しており、メガネのメンテナンスやアフターフォロー、調整などを提供しています。
私自身、「T-461」を購入してから2回、それぞれ違う店舗で調整をお願いしましたが、どちらも無償で気持ちよく対応していただきました。
今後引っ越しした場合も、近くに店舗があれば安心です。
井戸多美男作「T-461」のデメリット1|高額
井戸多美男作「T-461」のデメリットの一つ目は、高額であることです。
私が「T-461」を購入したときの総額は63,800円(税込)。
フレーム自体は4万円程度ですが、レンズをグレードの高いZEISS(ツァイス)にしたのでこの価格になりました。
JINSやZoffなど、1万円前後の眼鏡をずっと購入していた私にとって、覚悟のいる買い物でした
ただし、今後使用する年数によっては結果的に安い買い物になる可能性があります。
たとえば10年使うとしたら年間6,380円の計算です。こうなるとそれほど高額とはいえないでしょう。
「T-461」の製品の質を見ていると、それも全然ありえると感じています。
井戸多美男作「T-461」のデメリット2|外したとき鼻梁に跡がつく
井戸多美男作「T-461」のデメリットの二つ目は、外したとき鼻梁に跡がつくことです。
ブリッジをそのまま鼻梁に乗せる一山フレームなので仕方ないのですが、眼鏡をはずした時に横一直線にくっきり跡が残ります。
一日の間に眼鏡を付け外しをするタイミングは決して多くないのですが、やはり人前に出るときに少し気になりました。
なお、シリコンが付いているため見た目ほどの痛みはありません。また、これまでのところズレ落ちるということもありませんでした。
まとめ:個人的に丸メガネの最高峰の一品
今回の記事では、金子眼鏡の井戸多美男作「T-461」を、使用して1年になる私が紹介しました。
金子眼鏡の井戸多美男作「T-461」の特徴は次のとおり。
- シンプルな丸メガネ
- 鼻パッドがないミニマルなデザイン
- クラシックな質感
金子眼鏡の井戸多美男作「T-461」を1年使用した私が感じたメリット・デメリットはつぎのとおり。
丸眼鏡が気になっている人は、ぜひ候補にいれてもらいたい製品です。
個人的には、丸眼鏡の最高峰の一品だとおもっています。
店舗は高級感にあふれて最初は入りづらいかもしれませんが、スタッフの方が丁寧に説明してくださいます。
ぜひお店で気軽にお試しいただけると嬉しいです。
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