こんにちは、ジョイ右京です。
今さらですが、プレッパーという用語を最近知りました。
プレッパーとは
非常事態に備え、食糧や自衛のための武器・弾薬などを過度に備蓄している人のこと。「備える(prepare)」から生まれた言葉で、2012年現在では米国に最も多く存在し全米で300~400万人にのぼるとみられている。
朝日新聞出版 知恵蔵mini 「プレッパー」の解説より
このプレッパー、最小限のモノで暮らすミニマリストと対立するものとして扱われているようです。
私がインターネット上で調べた範囲ですが、たしかに記事には納得できる部分もありました。
しかし一方で、個人的にはミニマリストとプレッパーは両立できそうだと感じたので、今回、自分の考えをこの記事にまとめてみることにしました。
興味のある方は最後まで読んでいただけると嬉しいです。
プレッパーとミニマリストが対立する(といわれる)理由
2020年、コロナ禍の当初にパスタ等の食料品、トイレットペーパー等の日用品があらゆる店頭から消えたのを覚えているでしょうか。
この体験から、ミニマリストを辞めてプレッパーに切り替える人が増えたといわれています。
その理由は、ミニマリストは非常事態に脆弱であるというものです。
たしかに、最小限のもので生活するミニマリストは非常事態に対して脆弱である側面があります。
例えば、自宅に物を置かない代わりに企業が提供するサービスに極端に依存しているという面。
食料品は買い置かずに都度コンビニや外食を使う、洗濯機をおかずにコインランドリーを毎回使う、などがそれにあたります。
この場合、もし災害が起こりこれらのサービスが停止したら一発アウト。
家の中にはその日をしのぐ食糧もないのです。これが、非常事態のときにミニマリストは脆弱といわれる理由です。
私がミニマリストとプレッパーは両立すると考える理由
それではなぜ私がミニマリストとプレッパーが両立できると思うのか、端的に言えばそれは「ミニマリスト」の捉え方の違いです。
ミニマリストは本当に必要な最小限のモノだけで生活する人
ミニマリストのイメージは、机とPCだけの部屋で生活するイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
ミニマリストといっても、人により捉え方が違っていて、大別すると次の2つに分けられると思います。
- 生活できる限界までとにかくモノを減らす人
- 自分にとって本当に必要な最小限のモノだけで生活する人
まず、先ほどの例のように、外のサービスを利用して極端に物を減らす主義のミニマリストは前者です。
いっぽう、物が実際に多いか少ないかは関係なく、自分にとって本当に必要かどうかを重視するミニマリストは後者です。
これはどちらが正解ということではなく、純粋にミニマリストの捉え方の違いです。
本当に必要なものに備蓄品が含まれるのはおかしくない
さて、先ほどの後者の考え「自分にとって本当に必要な最小限のモノ」ですが、「備蓄品」が含まれることは、まったくおかしなことではないはずです。
なぜなら、物が増えるかどうか、ではなく、備蓄品が必要かどうかで判断しているワケですから。あとは、個人がどう考えるかだけの違いです。
これが私がミニマリストとプレッパーが両立できると考える理由です。
「過剰」だと自覚するプレッパーなら両立しない
しかし、備蓄品を過剰に持つプレッパーとなると、ミニマリストとは両立しなくなると思います。
用語説明の情報源によっては、プレッパーには「過剰に備蓄する」という意が含まれているものがありました。
たしかに、備蓄品はどれだけあれば十分かなんて、実際になってみないと正確には分からないですよね。
どの程度の災害を想定しているかによっても全然変わります。
不安過ぎて過剰に備蓄品を備える人もいることは理解に難しくないですが、過剰だと自覚するほどのプレッパーとミニマリストの両立とはいえないと思います。
自分なりの必要最低限の備蓄品を持つことが、ミニマリストと両立する条件となるでしょう。
まとめ ~備蓄品は必要最小限に含まれるか考えてみる~
今回は、ミニマリストとプレッパーは両立できるという私の考えをまとめてみました。
ミニマリストを「自分にとって本当に必要最小限のモノを見極めて生活する人」と捉えれば、備蓄品が最小限の必要な物に含まれてもおかしくないです。
災害対策としての備蓄品、これが自分にとっての必要最小限に入るのか、改めて私も真剣に考えたいと思います。
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