40代DINKS夫婦の生活費はどう分けている? | 毎月精算でシンプルに

こんにちは。ジョイ右京です。

必要最小限のもので暮らす40代ミニマリストで、妻と二人暮らしをしています。

私たちは子どもをもたないDINKs夫婦です。

DINKsとは・・・double income no kids の略語。自らの意思で子どもを持たないと決めている共働き夫婦のこと。

子どもの教育費は必要ないので、資産は基本的に夫婦それぞれで管理しているのですが、そうなると問題になるのが生活費の分担です。

結論から言うと、私たち夫婦の場合、一ヶ月分の生活費を翌月に精算するスタイルに落ち着きました。

結婚してから3年になりますが、現状揉めることなく続けられているので、私たちには合っているスタイルだと考えています。

そこで今回の記事では、私たち夫婦の生活費に関する考え方と、その分担金額の算出方法をご紹介したいと思います。

夫婦の生活費について参考にしてもらえると嬉しいです。

ジョイ右京について
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目次

はじめに|私たち夫婦が生活費に関して大事にしていること

私たち夫婦が生活費に関して大事にしていることは、「きっちり分ける」にこだわり過ぎないことです。

たとえば、スーパーで食品を買ったとして「これは夫の朝食だから夫の支払い分」「これは妻のおやつだから妻の支払い分」など、正確に分けることは困難です。

良好な人間関係を築く基本として「お金のことはきっちりする」が不可欠ですが、こと夫婦に関してはこだわり過ぎないほうが良いと考えています。

夫婦はお金に換算できないサポートをお互いにしあっています。

細かなお金の計算よりも、お互いがやりやすくて納得できる形であるのが大事だと思います。

共同支払いする費目と個別支払いする費目

私たちは、共同支払いする費目と個別支払いする費目をざっと次のように分けています。

共同で支払いするもの
  • 家賃
  • 食費
  • 日用品費
  • 水光熱費
  • 家具家電
  • インターネット回線
  • 保険料
共同で支払いしないもの
  • 個人の買い物
  • 昼食(勤務内の昼食など個別のもの)
  • 携帯電話料金
  • 衣服費

はっきり「個人の買い物」となっているもの以外は共同支払いする生活費としています。

40代DINKS夫婦の生活費の負担割合

私たち夫婦の生活費の負担割合は、収入の差によって割合を変えるようにしています。

たとえば現在なら、妻が4割、私(夫)が6割の割合になっています。

ただこれは固定ではなく、折々に妻と相談しながら割合を変えていく予定です。

私の収入がグッと落ち込むときには妻に負担をお願いすることもあるでしょう。

良いときもあれば悪いときも必ずあります。

「その時にできる方が、できない方を支えればいい」そんな気持ちでいます。

40代DINKS夫婦の生活費の精算手順を解説

お待たせしました。それでは毎月の精算手順を解説します。

生活費の分担金額を算出する手順は以下のとおり。

  1. 毎日の支払いをクレジットカード払いに固定
  2. 「マネーフォワードME」でクレジットカードを口座連携
  3. 共同支払いする生活費を仕分け、Googleスプレッドシートにコピペ
  4. Googleスプレッドシートで分担金額を算出

順番に解説していきますが、実演動画がありますので、こちらも併せて観ていただくのがおすすめです。

それでは順にいきますね。

1. 毎日の支払いをクレジットカード払いに固定

まず、毎日の支払いをクレジットカード払いに固定します。

クレジットカードでの支払いは自動的に支払い履歴が残るのが最大の利点。私の精算もそれを利用します。

クレジットカード

現金支払いでも手作業でカバーできますが、かなりしんどい作業になります。

2. 「マネーフォワードME」でクレジットカードを口座連携

つぎに、家計管理アプリ「マネーフォワードME」とクレジットカードを口座連携させます。

マネーフォワードMEは無料版もあります。機能が少ないですが、今回紹介する作業は問題なくできますよ。

これが「マネーフォワードME」のトップ画面。

マネーフォワードMEの画面

メニューの「口座」から「金融機関を追加する」を開きます。

マネーフォワードMEの画面

クレジットカードの連携の設定をします。

たとえば楽天カードを使っている場合は「楽天カード」を選択します。

マネーフォワードMEの画面

ユーザーIDとパスワードを入力する画面が表示され、必要事項を入力すると連携完了です。

マネーフォワードMEの画面

連携が完了すると「口座」のページに、連携したカードが表示されます。

マネーフォワードMEの画面

これをクリックすると、このカードでの支払い明細がまるごと見られます(便利!)。

マネーフォワードMEの画面

このように自分で入力しなくても自動で支払い記録が残るのが、クレジットカードの良いところ。

とくに正確に支出を確認できるのが最大のメリットです。

3. 共同支払いする生活費に仕分け、Googleスプレッドシートにコピペ

続いて、クレジットカードの支払いのなかから、共同支払いする生活費を仕分け、Googleスプレッドシートにコピペしていきます。

右端にメモ欄があるので、私は「共同支払い」と入力をして仕分けています。

マネーフォワードMEの画面

入力が終わったらこの表を丸ごとコピーします。

ダウンロード機能はプレミアム会員のみとなっているので、ブラウザでコピーします。

コピーの際に気を付けるポイントは、表の下の部分まではみ出してコピーすること。こうしないとうまく貼り付けできないことがあります。

マネーフォワードMEの画面

コピーできたらGoogleスプレッドシートに貼り付けていきます。

スプレッドシートは予め夫婦の分担が算出しやすいようにオリジナルのテンプレシートを作成しました。

一旦新しいシートを開いて、先ほどの表を貼り付けます。

Googleスプレッドシートの画面

貼り付けできたら、フィルター機能でメモの列に「共同支払い」とあるモノだけ表示させます。

Googleスプレッドシートの画面

共同支払いだけに絞り込めたら、左の3列(日付・内容・金額)をコピーします。

Googleスプレッドシートの画面

これをテンプレのシートの左側に貼り付けます。

書式は不要なので、「特殊貼り付け」の「値のみ貼り付け」を選びます。

Googleスプレッドシートの画面
Googleスプレッドシートの画面

上記のようになればOK。

もしも別のクレジットカードも使っていたり、銀行口座から引き落としで支払っているものがあれば、追加して貼り付けていきます。

4. Googleスプレッドシートで分担額を算出

次は、Googleスプレッドシートを利用して分担額を算出します。

まず金額にマイナス「-」が入ってしまっているのでこちらを削除します。

Googleスプレッドシートの画面

マイナスになってしまうのは、マネーフォワードは支払い額はマイナスで表記されるためです。

置換機能を使うことで簡単に「-」をとることができます。次の手順のとおり。

  1. 「-」を取りたいセルを選択状態にする
  2. 上メニューの「編集」から「検索と置換」を選択
  3. 「検索」のところに「-」を入れて「置換後の文字列」は空欄にする
  4. 「すべて置換」を押す
Googleスプレッドシートの画面

「置換しました」とでたら「完了」をおします。これでマイナスを削除できました。

これで、クレジットカードの支払いをした生活費から、共同支払いをする分を入力することができました。

表の下に合計金額が出るようになっています。

Googleスプレッドシートの画面

この月の生活費は159,500円ですね。その下に夫婦それぞれの分担額が表示されています。

いまの負担割合は、妻が4割負担、私(夫)が6割負担となっています。

右側の表の「妻の支払金額まとめ」に妻の負担金額が入ります。

Googleスプレッドシートの画面

他に何もなければ妻にこの金額を支払ってもらいますが、もし妻が立て替えて支払ってくれたものがある場合は、支払額から差し引きます。

下記の例は、妻が夫婦二人分のお弁当(計1000円)を買ってくれた場合の記入例です。

Googleスプレッドシートの画面

妻が支払ってくれた分が差し引かれます。

最終的には黄色のマーカー部分が、妻に支払ってもらう金額になります。

Googleスプレッドシートの画面

ここまで出せたらこのスプレッドシートを妻に共有→間違いないことを確認してもらったら、支払金額を支払ってもらって1ヶ月分の精算完了です。

いかがでしょうか。

ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、慣れてしまえば30分とかからずに1ヶ月分の生活費の分担額を算出できます。

【補足】楽天ポイントを使用している場合の分担

さて、スプレッドシートに「楽天ポイント」と入っている箇所があって気になった方もいるかもしれません。

私はいわゆる「楽天経済圏」で買い物をしていますので、毎月それなりの量の楽天ポイントを獲得しています。

獲得したポイントは「楽天PAY」などで生活費にも充てていますので、これをスプレッドシートにも反映できるようにしています。

では、どのように入力しているのかご紹介します。

獲得した楽天ポイントの確認方法

まず獲得した楽天ポイントを確認します。

楽天ポイントクラブのサイトを開くと、トップページに各月に獲得したポイントが表示されています。

楽天ポイントクラブの画面

前月は9130ポイントを獲得したので、それをスプレッドシートに転記します。

Googleスプレッドシートの画面

獲得したポイントは単純に山分け

我が家では、獲得したポイントは1ポイント1円として、単純に半分にして山分けにしています。

上記の場合は、9130ポイント山分けにして、4565ポイントが妻の収入になったことになります。

ただし現金を払うのではなく、精算として支払額から獲得ポイント分が差し引くことかれるようになっています。

Googleスプレッドシートの画面

なお、まれに遅れてポイントが入ることがあるので、前月に入力したポイントの数値が変わっていた場合は、差額を「先月獲得ポイント(誤差)」に入力します。

楽天ポイントの支払い履歴の調べ方

次に、楽天ポイント支払いの履歴の調べ方です。

楽天ポイントクラブのトップページの「ポイント実績を見る」を押します。

楽天ポイントクラブの画面

すると、獲得ポイントと利用ポイントの詳細な履歴が表示されます。

赤いのが獲得ポイント、青いのが利用ポイントです。

確認したいのは青い利用ポイントだけなので、絞り込み機能を使います。

「さらに絞り込む」のタブを選択して「通常利用」に✓、さらに期間を絞り込んで「この条件で絞り込む」を押します。

楽天ポイントクラブの画面

こうすると利用ポイントだけを表示できます。

楽天ポイントクラブの画面

Googleスプレッドシートにコピペ

こマネーフォワードのときとおなじように表をコピーします。

ここでも表の下まではみ出してコピーするのが失敗しないコツです。

楽天ポイントクラブの画面

スプレッドシートで新しいシートに貼り付け、さらに共同支払いするものに仕分けます。

私は右の欄外の列に「共同支払い」と入力しています。

Googleスプレッドシートの画面

入力が終わったらフィルターをかけ「共同支払い」だけを表示させます。

Googleスプレッドシートの画面

不要な列を削除してから「日付」「内容」「ポイント(金額)」の3列をコピーします。

Googleスプレッドシートの画面

テンプレシートに貼り付けます。「特殊貼り付け」の「値のみ貼り付け」を選びます。

Googleスプレッドシートの画面

これで楽天ポイントの支払い分も反映することができました。

合計金額も、マネーフォワードMEで入力した支払い分との合計となっています。

Googleスプレッドシートの画面

右の表にも合算した金額が表示されます。

Googleスプレッドシートの画面

これで獲得ポイント、さらに利用ポイントについても反映することができました。

楽天経済圏で生活をしている方は、是非参考にしてみてください。

使用したGoogleスプレッドシートをダウンロード

今回の記事で使用したオリジナルのGoogleスプレッドシートは 以下のリンクからダウンロードできます。

ダウンロード後は自由に加工してOKです。自分がやりやすい形に作り替えて活用してもらえると嬉しいです。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1HCWxH3-a4mw0L8NZzE1hcxEzeHiuP6NcLpQIYABkl4M/edit?usp=sharing

【注意】2022年12月7日から「マネーフォワードME」無料会員の口座連携可能数が10から4に変更

最後に!「マネーフォワードME」ですが、2022年12月7日から無料会員の口座連携の可能数が10から4に変更になります。

連携したい口座が多い人は注意が必要です。

プレミアム会員は、月額500円、または年額5,300円の料金がかかりますが、口座連携は制限なく利用できますし、過去のデータもずっと保存できるようになります。

しっかり家計管理をしたい方はぜひプレミアム会員も検討してみてください。

FAQ

マネーフォワード単体だけで共同支払いの生活費は算出できるのでは?

たしかにその通りですね。「共同支払いするならこのクレジットカード」と決めておけば、マネーフォワードMEで表示された合計が、そのまま共同支払いの生活費となります。

ただ、うちのように楽天ポイントを生活費に使ったり現金で支払うものがある場合は、表計算ソフト(スプレッドシート)があると便利だと思います。

マネーフォワードMEで楽天ポイントの利用履歴は自動取得できない?

残念ながら対象外になっているようです(2022年11月現在)。

片方が扶養に入ったらどうする?

これまでどおり毎月精算でお互いが生活費を出し合う形は変わらないかと思います。。

控除された金額は妻に渡すかな。たぶん。

まとめ

以上、今回は私たち夫婦の生活費の分担方法をご紹介しました。

  • 生活費を基本的にクレジットカード支払いに固定する
  • マネーフォワードMEと口座連携する

の2つで、いつ、何を、いくら支払ったかが間違いなく履歴が残るので、生活費の分担方法に迷っている方は参考にしていただけると嬉しいです。

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ジョイ右京
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