フルタイム勤務を卒業!週4日勤務に移行した理由と今後のこと

こんにちは、ジョイ右京です。

2025年4月。週5日のフルタイム勤務から週4日勤務に移行しました。

現在、私は44歳。職業は次のとおりです。

  • 【職種】非正規雇用の図書館司書
  • 【雇用条件】1年更新の期限付き雇用
  • 【労働時間】週5日、7時間/日のフルタイム勤務
  • 【役職】業務責任者
  • 【収入】年間約250万円 賞与なし 退職金なし

家族は妻と私の二人暮らしで、子どもはいません。

大学を卒業してから20年以上、週5日のフルタイム勤務を続けてきたので、人生における大きな転換となりました。

この記事では、私がフルタイム勤務から週4日勤務に移行するに至った理由と今後について書きます。

これからの働きかたを考える方の参考になると嬉しいです。

目次

週4日勤務へ移行した理由|ワークライフバランスの調整

フルタイムから週4日勤務に移行することを決めた理由は、簡単に言うと「ワークライフバランス」を調整するためです。

1週間のうち5日勤務するということは、1週間の7割以上の日を会社のために働いていることになります。

ジョイ右京

生活のためとはいえ、これは会社のために時間を捧げ過ぎている?

40代も半ばになり、残りの人生のカウントダウンが見え始めてきた今、これを強烈に感じるようになりました。
このまま年金をもらえる65歳まで、会社のために毎週7割の日を捧げ続けると考えると、正直ゾッとしたのです。

そこで自分の時間(ライフ)を取り戻すために週4日に移行することを決めました。

週4日勤務で増えた時間の使い方|在宅ワーク

週4日になったことで空いた時間は在宅ワークに充てます。

「働く時間を減らしたかったのに、なぜ働くのか?」という声があるかもしれません。

誤解を招きやすい部分だと思うのですが、今回の移行は会社のために働く時間を減らすことが目的であり、自分のために働くことにはむしろ意欲的です。

働くこと自体は続けていきたいのです。つまり、

「会社に人生を捧げ過ぎない」

これが達成できることが、今の私にとって何より大事なことでした。

なぜフリーランスではなく週4日勤務を選んだのか?

それならいっそ独立してフリーランスで働く道もありましたが、結局それは選びませんでした。

そもそも図書館で働くことが好きですし、司書は天職だとも思っています。

ただそれでも、その仕事を週5日働きつづけると考えると正直「これでいいのか」と疑問を感じてしまいました。

そこで選んだ働きかたは「週4日は会社で働き、残りの時間は在宅ワークをする」というモノ。

なんとも中途半端な……と思われるかも知れませんが、一つのことに全力投球するより「複数のルートを備えておく」、というのが私のこれまでの処世術でもあります。

「もし失敗したら何も残らない」という恐怖を抱えながら働くのは私には向いていないという自覚がありました。

週4日勤務の後押しになった要素

こうして週4日勤務に移行することになったわけですが、それを決断することの後押しになった要素があります。

その要素4つを紹介します。

(1)毎月の必要な生活費を把握できたから

週4日勤務の後押しになった要素の一つ目は、毎月の生活費をしっかり把握できていたことです。

これは私がミニマリストであることと無関係ではありません。ミニマリストは、簡単にいうと必要最小限のモノで生活する人のことです。

「最小限」の対象は食費や日用品費、その他の固定費も含んでおり、本当に必要ではないモノやサービスは購入しないように日ごろから気を付けています。

自然、毎月の生活費がブレなくなり、必要な生活費が把握できるようになります。

週4日の収入となっても生活費が足りなくなることはないと分かったこと。これが大きな後押しとなりました。

(2)子なしのDINKs夫婦だから

週4日勤務の後押しになった要素の二つ目は、私たちが子どもなしの共働き夫婦(DINKs)だからです。

先述の生活費とも重なりますが、週4日の収入になっても夫婦二人なら慎ましく生活できるだろうという推測ができました。

もし子どもがいたとしたら、間違いなく安定の道を選んでいたはずです。

むしろ非正規を脱して正社員の道を選択しただろうと思います。

子どものために生きるということは想像でしかありませんが、幸福感とともに不自由もあり、大きなプレッシャーもあるだろうと思います。

父・母である皆さんを本当に尊敬します。

なお、週4日勤務になることは、もちろん妻にも了解をもらったうえです。
この点でも大きな後押しになりました。

(3)責任者から降任になるから

週4日勤務の後押しになった要素の三つ目は、管理職ではなくなることです。

これまで図書館の管理職をしていましたが、週4日になることで管理職から降任し、今後は一般のスタッフとなります。

管理職として働くようになってから「責任を負う」というストレスを常に感じていました。

もちろんその役職を受け入れてたのは私なのですから、当たり前のことです。

しかし、非正規という保証されていない身分で責任を負うことに、違和感を感じてもいました。

ジョイ右京

どうせ責任をとるなら「会社」のためではなく、「私個人」のために責任を負いたい

段々とそういう気持ちが強くなっていました。

週4日勤務になることで会社の責任者を降りることも、決断の後押しとなりました。

(4)多少の不労所得があったから

週4日勤務の後押しになった要素の四つ目は、わずかながら不労収入があったことです。

こつこつ貯めてきた貯金で株式投資をしており、現状、年間16万円(税引後)の配当金があります。

ひと月換算では 13,300円/月 で、この金額はこれまでの私の2日分の給料とほぼ同じです。

また、ミニマリストとしての一次体験を書いたKindle本を出しており、これも毎月数千円の印税をいただいています(いつまで続くか分かりませんが)

合計しても週5日のときと同じ収入とはいきませんが、実質4.5日分を働いているに近い収入を維持できるのではないかと見ています。

こうした不労所得があることも間違いなく後押しになりました。

週4日勤務を始めるにあたって不安なこと

先述のような後押しもあり、週4日勤務を決断したわけですが、当然不安もあります。

(1)物価高

2025年3月現在、インフレが進み続けており、食品や日用品なども値上がりが続いています。

最近では、米の販売価格が1年前の2倍になるなど、生活費を直撃しています。

毎月の生活費を把握しているから、週4日勤務の収入でも生活できると判断したわけですが、このままだとその前提が崩れてしまう不安があります。

給料があがる見込みはないので、もしこのまま物価高が続く場合、週4日勤務を見直す可能性も充分にあります。

(2)年齢

2025年で45歳となります。

世間一般的には、40代男性が非正規勤務をしていると「なにか問題がある人」と見られているとひしひしと感じます。

つまり雇う側もそう考えているわけで、非正規でも転職するのは簡単ではなさそうです。

できれば在宅ワークで充分な収入を得られるようになるまでは、今の会社で週4日勤務を続けたいと願っています。
ですが、もし退職を余儀なくされたとき、転職は容易ではないだろうと感じています。

(3)週4日勤務を継続できるか不透明

2025年度は会社が週4日勤務を認めてくれましたが、それが来年度以降も続けさせてくれるかどうかは分かりません。

実際、うちの会社で週4日勤務している人など聞いたことがなく、会社としてはさぞかし中途半端で扱いづらいだろうと推測しています。

今回認めてもらったのも、今年度に大規模なシステム移行を控えており、たまたま私が有用であると判断されたからです。

いずれにせよ、いざ週4日で働けなくなる場合に備えて、在宅ワークだけでも生活できるように備えておかないといけないと考えています。

この1年の過ごし方が大事になりそうです。

まとめ|考え抜いたら最後はケセラセラの気持ちで

今回の記事では、私がフルタイム勤務から週4日勤務に移行するに至った経緯と理由について書きました。

会社のために時間を捧げることを止めて自分に戻したい、それが理由です。

しかし、会社をやめるのではなく週4日勤務を選んだのは、人生における「仕事の時間」と「自分の時間」のバランスをとるためには、週4日が丁度良いのではないかと熟考した結果です。

週4日勤務の後押しになった要素もあります。

  1. 毎月の必要な生活費を把握できたから
  2. 子なしのDINKs夫婦だから
  3. 責任者から降任になること
  4. 多少の不労所得があったから

一方で、週4日勤務を始めるにあたって不安なこともあります。

  1. 物価高
  2. 会社側が週4日勤務を続けさせてくれるか分からない
  3. 年齢

ただ、こんなことを考え始めるときりがなく、最後の最後は「ケセラセラ(来るなら来い)」の気持ちで挑戦するしかないと、実行に移したのでした。

以上、数年後の私が今回の決断を振り返るときの覚書として、この記事を書きました。

そのときに「この道を選んで良かった」と思っていることを願って、これから頑張っていきます。

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ジョイ右京
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