こんにちは、ジョイ右京です。
わたしは非正規職で図書館司書をしています。年収は日本人の平均年収より下回る年収300万円未満です。
そんなわたしが、2020年3月前後の新型コロナ感染拡大による大暴落を機に本格的に投資に注力することにしました。
2020年もいよいよ終わりますので、今回は2020年のその投資実績と今後の投資計画について記事を書いてみようと思います。

投資実績についても公開しますので、投資の一例として参考にしていただけると嬉しいです。
- 年収300万円前後で投資を始めようとしている方
- 約250万円を資金として投資した場合の一例を知りたい方
ご紹介するのは個人的な投資実績であり、同様の投資方法を推奨するわけではありません。
投資は自己判断で進めていただくようお願いします。
はじめに ~わたしの年収など~
冒頭の繰り返しになりますが、わたしは非正規で図書館司書として働いており、勤務先からの年収は300万円を下回っています。
参考として日本全体の年収の中央値は約399万円です。よってわたしは低収入の部類に入ります。
(参考)【年収の中央値は約399万円】年代・業種・地域別の10項目で徹底調査
そんなわたしですが、
- このままの収入で年を重ねていくのはどこかで無理が生じてくるだろうこと
- これまで目をそらし続けてきたお金のことにきちんと向き合いたい、と考えたこと
といった理由から、2020年のコロナ禍をきっかけに2020年4月から本格的に投資を開始しました。
【これまで】投資履歴と本格的に投資を始めたきっかけ
コロナ禍前の投資について
実はコロナ禍の前、2012年から投資信託で毎月12,000円を積み立てをしていました。
2020年2月頃までは損益も少しずつながら順調に増えていきプラス20万円ほどになっていましたが、2020年3月に新型コロナによる大暴落が直撃。
8年をかけて積み立てて得た20万円の利益はあっという間に2万円に。投資の怖さを感じた一瞬でした。
なお、上記ファンドは現在は暴落前まで回復していますので、選んでいたファンドは間違いではなかったのだと思います。
(ご参考として「マネックス資産設計ファンド<育成型>」「SBI資産設計オープン(資産成長型)」の二つでした)
資産運用を本気で考えはじめる
2020年に入る前後からYouTubeで両学長 リベラルアーツ大学チャンネルを見始めていたことで、2020年3月頃は今後の資産運用について本気で考え始めている時期でした。
そこで起こってしまったコロナの大暴落、これを機にそれまでの投資信託を売却し、投資計画をまるっと方針転換することを決断しました。
方針転換にあたり、まず決めたことは以下のとおり。
- 証券会社を「楽天証券」・銀行を「楽天銀行」に切り替え楽天経済圏に移行
- 楽天証券にNISAを移行し、2020年はNISA上限額120万を使い切り最大限に活かす
- SBIネオモバイル証券の口座を開設し、単元未満株の少額投資も開始
上記の準備が完了し、2020年4月から実際に投資を開始しました。
元手資金260万円で本格的に投資開始
元手資金は前述のファンドを売却した現金、さらにリスク許容度を越えない範囲として預金から260万円としました。
開始にあたって決めた方針は以下のとおり。
- 定期的に分配金・配当金が入るようにして生活費の補填としたい
- 短期的な売買をしなくて済むようにしたい
- ローリスク・ローリターンで長期的に安定した投資をしたい
投資先とその実績を次の項から公開します。
【現在】2020年の投資実績
続いて、2020年4月以降から現在(2020年11月末時点)までに投資した内容と損益について公開します。
投資先
まず、投資先については上記のとおり。
メインとなるのは高配当を目的とした米国ETFです。
「ETF」とは上場している投資信託のことですが、以下概要だけで詳細な解説はここでは省きます。
- SPYD
-
S&P500指数の採用銘柄のうち配当支払い上位80銘柄で構成
- VYM
-
米国の高配当約400銘柄で構成
- HDV
-
財務健全性が高い高配当米国企業75銘柄で構成
- QQQ
-
ナスダックに上場している非金融企業の上位100銘柄で構成
アセットアロケーション
アセットアロケーションの紹介の前に、アセットアロケーションの意味について触れておきます。
資産を、国債などの債券・株式・不動産投資信託(REIT)・投資信託・生命保険・デリバティブ・定期預金等の各種金融商品や不動産などへバランスよく配分して運用すること。分散投資。資産配分。資金配分。
アセットアロケーションとは – コトバンク
つまり資産配分のことですね。
2020年12月30日時点の私のアセットアロケーションは以下のグラフのとおり。


メインを米国の高配当ETFとしておよそ78%近くを占めており、残りはサブとしてSBIネオモバイル証券で少額投資をしています。(国内株の保有銘柄数は40)
なお、保有現金については公開を控えますが、最低1年間は生活できる程度を残しています。
保有資産<含み損益>
12月30日時点での含み損益は次のとおり。
投資先 | 投資額 | 評価額 | 含み損益 | 損益率 |
---|---|---|---|---|
SPYD | ¥963,628 | ¥1,171,875 | +¥208,247 | 121.6% |
VYM | ¥515,967 | ¥607,695 | +¥91,728 | 117.8% |
HDV | ¥534,477 | ¥584,857 | +¥50,380 | 109.4% |
QQQ | ¥29,259 | ¥32,341 | +¥3,082 | 110.5% |
【投資信託】 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | ¥3,500 | ¥4,495 | +¥995 | 128.4% |
国内株個別投資(40銘柄 計) | ¥580,696 | ¥704,023 | ¥123,327 | 118.4% |
合計 | ¥2,604,362 | ¥3,064,535 | ¥460,173 | 121.2% |
実現損益<分配金・配当金>
2020年内の分配金・配当金による実現益は以下のとおり。
SPYD 分配金配当金 | ¥38,039 |
VYM 分配金 | ¥12,715 |
HDV 分配金 | ¥14,345 |
QQQ 分配金 | ¥32 |
国内株個別投資 配当金 | ¥10,068 |
2020年分配金・配当金合計 | ¥75,199 |
SPYD、VYM、HDV はそれぞれ年4回の配当があり、今年は6月、9月、12月の分配金・配当金を受け取りました。
SPYDの配当はコロナの影響を受けて9月には大きく下がりましたが、12月には前年同期から増配しました。今後に期待です。
実現損益<売却益(キャピタルゲイン)>
2020年の株の売却益は¥9,758でした。
配当
分配金・配当金目当てだけでなく、国内株では少量ですが売却益(キャピタルゲイン)目的の株も買っています。
分配金・配当金が目的だと基本的に売却せず保有することになるので、ある種退屈になってしまいます。
適度に売却益目的の株も購入することで、自然に経済情勢などにもアンテナを張るようにしています。
2020年損益まとめ
- 保有資産<含み損益>+\460,173
- 実現損益<分配金・配当金> +\75,199
- 実現損益<売却益」 +\9,758
2020年損益合計 +545,130
(含み益含む)
【今後】の資産運用計画
2021年はNISAからつみたてNISAに切り替え、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」で積立投信をしていき、米国株の購入はいったん中断する予定です。
今年は大暴落というきっかけで思い切り投資をしましたが、本来は売買のタイミングも難しく予想も難しいものです。
投資知識もまだまだなので、米国市場の動きは注視しつつおとなしく積立だけを継続する予定です。
ただし、国内株は余剰金や配当金再投資ですこしずつ増やしていく予定です。
- つみたてNISAによる積立投信をメイン
- 余剰金・配当金再投資などで国内株を少しずつ購入
まとめ
ここまで年収300万未満の司書による2020年の投資実績をご紹介しました。
最終的には投資額 ¥2,604,362 に対して \545,130 の収益(含み益を含む)が出るという、上々の結果となりました。
未来のことを考えるときにお金のことは切っても切れないもので、逃げることはできません。
わたしの場合は、さらに収入が低いことでその分リスクは背負っているのかなと思います。
それに対して目をそらさず、先延ばしにせず、今年大きく行動に移せたことは自分自身の自信にもなりました。
2021年がどうなるかは知る由もないわけですが、この記事の反応があれば実績の公開を継続していきたいと思います。
もし、投資に興味をもったけど「高額のお金を使うのが怖い」という方には、少額から始められる投資もあります。
わたしが国内株投資でメインとして利用しているSBIネオモバイル証券ですが、単元未満株(100株未満)から株式投資ができます。とりあえず3000円くらいから、の気軽な気持ちで始められますので投資初心者の方におススメです。
なにより、まずは始めてみて実体験しないと「なんとなく投資は怖い」で終わってしまいもったいないです。まずは失敗してもリスクの少ない少額の投資から始めてみてはいかがでしょうか。

